どこに向かっているのだ - 2013.01.19 Sat
いろんな所で大雪注意報が出ていたため、帰りの道路の心配もあり、早めに9時半に宿をチェックアウト

松川で米を買って、穂高で味噌を買って、安曇野インターへ向かう。
途中、穂高の国道で見かけた看板は、シーザーにも似ていてジュンにも似ていて、車の中で大はしゃぎ。。

そんなはしゃいではいられない。。。。高速道路の通行止め区間がどんどん拡がって行き。。。。
KAZは、「翌日の仕事が休めないからできれば帰りたい」と言う。
そのうち、長野県内の高速道路が全面通行止めになる。
国道20号線をひたすら帰ろうか。。。。気の遠くなるような話だ。。
かぜのおとに電話をしてもう1泊させてもらおうか。。。。ちゃぼのことで迷惑をかけたばかりであまりにも図々しい。。
すぐ目と鼻の先に実家があるじゃないか。。。。実家に泊まるとなると、犬たちは車の中に残すことになる。。
家庭犬でぬくぬく暮している子を車に残して、もし夜中に暖房やエンジンが止まってしまったらと思うと、それは絶対無理。。
以前も1度やったことがあるが、実家の庭でみんなで車中泊は意味がないし、母も気分が良くないだろう。。
ちょっと遠いけど、KAZの実家、飯田のばあばの家へ行こう!
3ワンのことも歓迎してくれるし、お正月に帰ってなかったし、丁度良い!!
翌日、中央道がダメでも名古屋に出て東名で帰れば良いし。。なんてお気楽に考えていた。。
11時に、穂高から義母に電話をすると、「美味しいものをたくさん作ってお風呂沸かして待ってるから気を付けておいな」と、予想通りのお返事!
さっそく、豊科から一般道で、100km先の飯田へ向かう。
信州は、四方八方が山に囲まれているため、隣接している市や町でも峠を越えて行くことが多い。
峠と言っても、飯田までは国道が通っているし、普段なら広く快適で走りやすい。
ところがところが。。。。
道路は大渋滞 実家を素通りして(お母さんごめんなさい)、松本に着いたのが、13時半
やっと松本を抜けられて塩尻に着いたのが、16時
そして、この先、塩尻から抜け出すことはできず。。。。
辺りが暗くなっても渋滞は一向に解消されず、ほとんど動かない。。
何かあったのか。。全く情報が入らない。。
途中、立ち往生しているトラックを避けながら、トイレ休憩のために2km程横道を反れて山道を登った所にある道の駅に寄る。
道の駅から国道153号線に戻る途中、下から大型トラックが上がって来たが、さっきの立ち往生しているトラックを避けきれずにそのトラックもスリップして上れなくなってしまった。
後ろからはどんどん車が上がって来るし、Uターンするスペースもない。
どうするのだろうと見ていたら、そのままの向きで反対車線に移り、バックのままUターンできる場所まで戻って行った。
すぐ上の車のドライバーから見たら不思議な光景だっただろう。。目の前の車とお見合いしながら走るのだから。。
あの大きな乗り物を自分の手足のように操作することができて、トラックのドライバーさんてやっぱりすごい!
感心しながら国道153号線に戻ると、警察官が交通整理を始めていた。
話を聞いてみると、峠の頂上付近で大型トラックの事故があり、この先は通行止めになり、復旧のめどが立たないそうだ。
この状態で木曽方面から飯田入りすることは危険だし、国道以外の山道を通るのはもっと危険。
22時、義母に電話で帰れないこと告げてUターン
戻る途中も、事故の情報を知る由もない、名古屋ナンバーや大阪ナンバーの車の列が永遠と松本方面まで続いていた。
窓を開けて「事故なので待っていても無駄ですよ~」と教えてあげながら走行したいくらい。。。
こういう時、いったいどうやって情報を知ればよいのだろう。。
車の中で、ずっと地元のラジオを流していたが、高速道路と松本市街の主要道路の渋滞情報ばかり。。
ツイッターでもやってれば誰かが教えてくれたのだろうか。。
結局、朝白馬の宿を出発してから、約12時間かけて、移動距離はたったの80km
普段、空いてる地元道なら1時間で40kmだって走れてしまうのに。。。。
でも良かったかもしれない。。事故がなくUターンせずに行かれたとしても、雪道を甘く見て峠越えをしようとして自分達が事故を起こしていたかもしれない。。。。
仕事でどうしても向かわなくてはならないトラックのドライバーさん達は本当に大変。。
この長時間、雪道でガタガタ揺れながら、渋滞でアクセルとブレーキの繰り返しの中、全く文句ひとつも言わず、静かに乗っていてくれた3ワン

塩尻市街まで戻り、23時まで営業している地元のスーパー、アップルランドで翌日の朝の分までは足りないドッグフードを買い、モスバーガーで遅い夕食を取り、松本空港近くの道の駅で車中泊。
人間は、スキーウエアを着てるから良いけど、ワンたちは、窓からの冷気が心配だったため、通販で買って積んであった“NASAスペース暖シート”で後部座席の窓部分を覆う。
家に帰れなくても泊まるところがなくても、寒くても、みんな揃ってるから安心。。。。ものすごく安心。。
幸い、夜中に雪が止んでからも気温はそんなに下がらず-2℃位で、車の中は暖かく、トイレはあるし、快適!
翌朝は、前日の大雪から一転、良いお天気!

小学生達が通った後の通学路をあさんぽ。。。。松本がこんな雪化粧なんて、今は珍しい。。

8時半の開店と同時に地元のおばちゃん手作りのいなりずしや卵焼き等を買って、車の中で朝ごはん。
道の駅のトイレは24時間使えるし、今回はお風呂には入れなかったけど、もうちょっと良い季節なら、車中泊の旅も気まま気楽で楽しいかも。。。。はまりそう。。
お世話になった道の駅を出発して、松本空港に隣接してる公園のドッグランで高速道路の通行止めが解除されるまで時間をつぶす。

公園もドッグランもだあれもいない。。。。平日だし雪だらけだし、当たり前か。。

ちゃぼは2日ぶりのノーリード。。。。ドッグランだから大丈夫!

まいるもお疲れさま

11時、登録してあったため、携帯電話に長野県内の高速道路の通行止め解除のメールが届き、塩尻北ICから高速道路へ。
高速道路は両脇にたくさんの雪が寄せられていたが、走行車線は乾いていてとても走りやすい。
きっと、前日、徹夜で除雪作業が行われたのでだろう。。。。高速道路がこんなに有難いとは。。
やっと帰れるよぉ

山梨県内の高速道路が夕方まで通行止めだったため、時間はかかったが、19時過ぎには無事帰宅。
今回の旅行では、前回の南会津に引き続き、またしても反省することばかり。。
ちゃぼの失踪についても、私達の軽率な行動が招いたことだ。
そして、最終日に雪が積もりガタガタ揺れる悪路の中、長時間無駄に動き回り、ワンたちに無理をさせてしまった。
年老いた義母にも期待をさせ、心配をかけ。。。。
帰宅翌日、まいるの下痢が始まった。。
全く年明け早々何をやっているのだ。。
親を選べないワンたち。。。。こんなバカ親でごめんね。。
ちゃぼも私達もどうにか無事に帰って来たから綴れた日記でした。
おしまい
● COMMENT ●
Re: min さま
コメントありがとうございます。
anちゃん、奥様、皆さんお元気でしょうか?
anちゃんご一家も3連休は大変だったのですね。
ラジオの情報で山中湖方面は積雪50cmと聞いて驚きました。
場所がそう遠くないだけに12時間はかかり過ぎですよね。
お疲れさまでした。
こちらは翌日の仕事を諦めました。。。
それにしてもanちゃん、カモシカに体当たりなんて、ちゃぼとは比べられない位ワイルドですね。
anちゃんは大丈夫だったのでしょうか?
白馬のかぜのおとの付近でも見かけることがありますが、天然記念物になってるため、人間が手出しできないことを知っているらしく、かなり近くまで接近してきます。
身体も大きいですし、犬とは言え、家庭犬として暮しているワンたちが野生の動物に敵うわけもなく、日が経つにつれて思い出すと恐ろしさが増します。
捜してる私達も夢中でしたが、怖いことをしていました。
まだまだ一緒にいろんなことを楽しんでいきたいと思っていますし、ワンたちはいつも喜んで付いて来てくれるのですから、もっとちゃんとしなくては! と反省だらけの旅でした。
夏の水遊びも楽しんでらっしゃいますか?
ご一緒させていただいた西伊豆のシーカヤックは本当に楽しかったです。
水面近く波に揺れながら漕いで進む感覚や、夫がまいると一緒に海で泳ぐ姿を今でも思い出します。
あの後、群馬へカヌーに行ったのですが、泳がせるつもりはなくても、お尻が濡れながら乗っているのも嫌らしく、ちゃぼとチトがどうしても楽しめませんでした。
残念ですが、それ以来、カヌーには乗っていません。
水系ではないのですから仕方ありませんね。
いいらにも伺えてないのが残念です。
以前は、ブログを拝見して、いろいろと参考にさせていただいてました。
山での楽しみ方や場所など、コメントをいただければ嬉しいです。
そして、またかわいいanちゃんにお会いしたいです。
これからもよろしくお願い致します。
奥様にもよろしくお伝えください。
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mix dog of lab&frebullのあん家のminです。
大変な旅行でしたね。
お疲れ様です。
ちゃぼくんが雪の中で出会う動物たちに夢中に
なってしまうのはanも一緒です。
去年の福島ではカモシカを追いかけ、なおかつ体当たりしていた
anを思い出しながらブログを読みました。
なにもなくてなによりです。
私たちも3連休は山中湖から12時間かけて家に帰りました。
kazさん運転お疲れ様です。
仕事大丈夫でしたか。
私は眠い目をこすりながら何とか会社に行けました。
最後にwanたちがお利口でまた、人間に付き合ってくれることに
感謝です。
これからも、楽しく拝見します。